読んだ本 『父・藤沢周平との暮らし』 ほか♪
2016年 06月 23日
☆~今月読んだ本~☆
『豊饒の地 上・下』 フェイ・ケラーマン著 高橋恭美子 訳 (創元推理文庫)
農場などを舞台に、複雑な人間関係からおきる殺人事件を描いています。
あるブログで高評価だったので図書館から借りて読みましたが、
私の好みではなかったのでザンネン!
『父・藤沢周平との暮らし』 遠藤展子 著 (新潮文庫)
作家藤沢周平さんのおだやかな人となりや暖かい家庭生活などが
描かれていて、心があたたまる本でした。
『幸せのかたち』 (短編集) 今井絵美子 著 (角川春樹事務所)
江戸を舞台の時代小説。 この時代の人々のお互いを気遣う濃密な人間関係に
人情のありがたさを感じます。
『認知症の人が スッと落ち着く言葉かけ』
右馬せつ子著 (「せ」は林に土、「つ」は節) (講談社)
認知症にかかる人はますます増えています。
ぱっと見にはふつうと変わりが無いので、
つい、「何度も言えばわかる ていねいに言えばわかる」 と思いがちですが
「言われた事柄を、いままでのようには理解できない」 のが認知症なのです。
この本では、認知症になったかたの心の中の「記憶のありかた」を
少しヒビの入った「壷」にたとえ、過去のことはよく覚えているのに、
なぜ現在のことを理解・記憶できないのか、をわかりやすく説明しています。
その上で、認知症のかたの気持ちを最大限に大切にする「言葉かけ」の仕方を
アドバイスしています。 介護の仕事にたずさわった著者が、経験した事柄を
もとに述べているので、たいへん参考になりました。
お仕事で認知症のかたに接することが多いかたや、
ご家族に認知症のかたがおられるかたには、一読をおすすめしたいと思います。
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by hamakorian
| 2016-06-23 11:16